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必勝!県立中高一貫校合格のポイント

茨城県立中高一貫校って、どんな学校?
最近よく耳にする「適性検査」って、普通のテストとどう違うの?
このページでは、受検を考えはじめたばかりの方にもわかりやすく、中高一貫校入試の特徴を紹介します。


茨城県立中高一貫校に入るにはどうしたらいいの?

茨城県立中高一貫校に入学するためには、以下の手順や条件を満たす必要があります。

県立中高一貫校は、県内在住者であれば受験可能であり、選抜方法や出願手続きが統一されています。


入学までの手順

1. 出願資格

  • 小学校卒業見込みであること。
  • 保護者とともに茨城県内に居住していること。

2. 出願手続き

  • 出願書類には以下が含まれます:
    • 入学願書
    • 写真票
    • 志望理由書
    • 調査書
    • 選抜結果通知用封筒など。
  • 出願書類は「いばらき電子申請・届出サービス」を利用して作成し、指定された受付日に必着するように郵送します。
  • 志願者情報の入力期間は例年10月中旬から11月下旬頃。
  • 出願書類の受付期間は12月初旬頃です。

3. 選抜方法

茨城県立中高一貫校の選抜は以下の方法で行われます:

  • 適性検査Ⅰ:小学校で学んだ内容に基づき、思考力・判断力・課題解決力を試す問題。
  • 適性検査Ⅱ:文章や資料を基に読解力・分析力・表現力を試す問題。
  • 面接:5人程度のグループで行われ、学習意欲や学校生活への適性を判断します。

4. 適性検査の実施日程

  • 適性検査は例年1月中旬に1日でまとめて実施されます。
  • 時間割の例:
    • 集合:8:40
    • 適性検査Ⅰ:9:30~10:15
    • 適性検査Ⅱ:10:45~11:30
    • 面接:午後に実施される場合があります。

5. 合格発表

  • 合格発表は例年1月下旬頃に行われます。

注意事項

  • 茨城県内の公立中高一貫校は13校あり、併願はできません。志望校を1校に絞る必要があります。
  • 適性検査の過去問は茨城県教育委員会のホームページで解答例のみ公開されています。事前に確認し、減点基準や記述式回答のルールを把握しておくことが重要です。

茨城県立中高一貫校への入学を目指す場合、早めに準備を始め、適性検査や面接対策をしっかり行うことが合格への鍵となります。

適性検査ってどんな問題が出るの?

茨城県の公立中高一貫校で実施される適性検査Ⅰは、小学校で学んだ内容を基に、受験生の思考力、判断力、課題発見・解決力を評価する試験です。この検査は、主に理系分野(算数・理科)を中心に構成されており、以下の特徴があります。 

出題内容の特徴

  1. 理科分野:

    • 実験や観察に基づく問題が頻出。
    • 資料や図表を読み取り、結果を考察する力が必要です。
  例: 水溶液の分類、環境問題に関する考察など.
  1. 算数分野:

    • 規則性や場合の数を問う問題が多い。
    • 日常生活に関連したテーマ(例: 図形の規則性や計算問題)を扱います。
    • 基本的な計算能力や論理的思考力が重要です
適性検査Ⅱは、主に文系分野(国語・社会)を中心に構成されており、受験生の読解力、分析力、そして自分の考えを表現する力を評価する試験です。この検査は、文章や資料を基にした問題が多く、記述式の回答が求められることが特徴です。 

出題内容の特徴

1. 国語分野

  • 会話文や資料文を読み取り、要点を整理する問題が出題されます。
  • 短文記述や抜き出し問題が多く、文章の内容を正確に理解する力が求められます。

2. 社会分野

  • 地図やグラフ、統計資料を読み取り、情報を分析する問題が頻出です。
  • 茨城県に関連したテーマ(農業・工業・環境問題など)が出題されることもあります。
  • 自分の意見を記述する問題が含まれる場合があり、具体的かつ論理的な表現力が重要です。

3. 記述式問題

  • 記述式の回答では、文章量が20~30字程度の短文記述が中心ですが、場合によっては80字以上の記述が求められることもあります。
  • 資料や文章から必要な情報を抽出し、自分の言葉でまとめる能力が問われます.

適性検査を攻略するためのポイントは?

適性検査Ⅰ攻略のポイント

①算数は教科書+20%の知識

  • 規則性関連(周期・数列・植木算など)は必須
  • つるかめ算など、知っていると解き方の幅が広がる

②理科は実験・観察重視

  • 学校の教科書にのっている実験や観察は全ておさえる
  • 目的・手順・結果の読み取り方・わかったこと・注意点

③問題のテーマは過去問に類似

  • 同じパターンが何度も出ることもあるので、過去問は小6の9月以降に解く

④会話形式の長い文章の攻略

  • 「条件整理」がポイント。頭の中の記憶に頼らず書いて考える・目で解く

⑤スピード感を持ちつつていねいに・正確に

  • 小6の8月まではていねいに・正確に解くことを重視
  • 量をこなせば、質が上がる
  • 練習時間(勉強量)は重要

適性検査Ⅱ攻略のポイント

①学校の教科書重視

  • 問題のテーマ、解答の中心は学校の教科書で学んだことが多い

②記述問題は減少傾向

  • 記述問題のほとんどが抜き出しまたは20字程度の短い文で、文を組み立てるような記述問題はなくなった。
  • 昨年度は出題されているので、練習はしておく。

③問題のテーマは過去問に類似

  • 過去問演習は有効だが、2021年度以前は記述力重視のため傾向は異なる

読み取る力が重要

  • 頭の中にあるいろいろな知識や経験とつなげることをしながら読み取る

スピード感を持ちつつていねいに・正確に

  • 14ページの問題を45分で解くため、1ページあたり3分で読んで解くスピードが必要

集団面接はどのようなことを聞かれるの?

集団面接は約20分間で、グループディスカッションや順番に質問が行われます。
以下は 典型的な面接のレイアウトです。実施人数は5人から6人が基本で、各中学校ごとにテーマや実施方法が異なります。面接の形式や流れを前もって 受検生本人が理解していることで安心できますし、しっかりと練習を重ねることで本番の成功につながります。


出題例
学校自己紹介の
発表
志願理由の
発表
テーマ・流れ
水戸一附中
なし
なし「自分の苦手や短所について。またそれを中学校でどう改善していくか?」(考える時間1分、発表30秒、挙手制)など
土浦一附中
ありありあなたは音楽祭で歌いたい歌があり実行委員会になった。その歌いたい曲で許可を取りクラスに報告したところ、反応が薄かった。それはなぜか、理由を考えなさい。また改善策は何でしょうか。(1分で考えて記入、順番に一人ずつ発表 など
並木中等
なしなし地域の人々とやる運動会の競技を決める(受検生が自由に話し合う。7分・発表なし〈紙にまとめる〉)など
古河中等
ありあり「給食はなくすべきか、なくさないべきか」「反対意見の人を説得するには」など

茨城県の中高一貫校にはどのような学校があるの?

学校名所在地設置形態定員(1学年)特徴
並木中等教育学校つくば市中等教育学校160名理数教育や探究活動が充実。筑波研究学園都市の利を活かした教育。
古河中等教育学校古河市中等教育学校120名地域と連携した教育活動を展開。
勝田中等教育学校ひたちなか市中等教育学校120名ICTを活用した先進的な教育を実施。
水戸第一高等学校附属中学校水戸市併設型80名県内有数の進学校。難関大学への進学実績多数。
日立第一高等学校附属中学校日立市併設型80名地域に根差した教育を推進。
土浦第一高等学校附属中学校土浦市併設型80名表現力やコミュニケーション能力の育成に注力。
竜ヶ崎第一高等学校附属中学校龍ケ崎市併設型40名探究学習を中心としたカリキュラムを展開。
太田第一高等学校附属中学校常陸太田市併設型40名少人数制で個別指導を重視。
鉾田第一高等学校附属中学校鉾田市併設型40名地域資源を活用した体験学習が特色。
鹿島高等学校附属中学校鹿嶋市併設型40名学問尊重と真理追求の精神を育成。
下館第一高等学校附属中学校筑西市併設型40名地域との連携を重視した教育活動を実施。
下妻第一高等学校附属中学校下妻市併設型40名地域密着型の教育を展開。
水海道第一高等学校附属中学校常総市併設型40名多様な学びを通じて人間力を育成。

合格するにはどうすればいいの?

県立中高一貫校の入試は、「思考力」や「表現力」「協調性」など、ただの暗記では太刀打ちできない力が求められます。
適性検査では初見の資料を読み解き、自分の考えを文章で表す力が必要で、面接ではその場で考えをまとめる柔軟さも問われます。
これらの力をバランスよく身につけるには、体系的な指導と継続的な練習が欠かせません。茨進では、出題傾向に合わせた対策授業や添削指導、模擬面接など、合格に向けた準備が効果的に行えます。独学では気づきにくい弱点も早期に発見・改善できるため、合格への近道になります。

「読む・考える・表す」を徹底指導する

“手順重視型”授業

適性検査に求められる「①読み取り → ②知識を活用 → ③解答 → ④表現」の流れを、毎回の授業で反復。テキストに沿って段階的に解き方を身につけ、書く力・伝える力まで総合的に伸ばします。ホワイトボードを使った可視化解説で理解を定着させ、実際の入試形式に即した練習で応用力も養います。 

論理的思考と表現力を鍛える

「ディスカッション強化プログラム」

個人の意見を論理立てて伝える力を育むため、対話形式の発表や即興でのスピーチ練習を実施。小5では身近な題材から表現の土台を築き、小6では入試本番で出題されるような抽象的なテーマへの対応力を養います。他者の発表を聞くことで多様な表現に触れ、自分の「伝える力」を高めていきます。

知識を活かす“理社記述力”の

徹底トレーニング

理社の出題は小学校教科書レベルが中心。茨進では、記述問題を通じて「知っていることを的確に伝える」練習を積みます。キーワードの使い方や採点基準も明確に指導し、「わかるけれど書けない」を「伝わる文章が書ける」へと転換します。記述式得点力の底上げを狙います。

合格に向けた自律学習を支える

「家庭学習サポート体制」

毎日の反復学習・300回分の基礎演習・授業の再現学習などを組み込んだ家庭学習カリキュラムを整備。加えて、ステップアップ問題集や全国の適性検査問題を用いた応用演習も提供。学習量と質の両方を個々に最適化し、確実に力を積み上げられる仕組みを用意しています。

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